カープ

<コラム>広陵高校、悲願の夏・初制覇へ向けて!!

 

連覇まっしぐらのカープと共に!!

カープにもセリーグの優勝マジック24が灯る8月21日。
カープより先にあのチームが悲願を達成してくれるのではないか。。
そんな期待が高まっています。それが、広島の広陵高校です!

奇しくも昨日8月20日は3年前、広島市安佐南区・安佐北区を中心とした地区を
豪雨土砂災害が襲った日で、沢山の方が犠牲になり今も苦しんでいらっしゃる方々が沢山おられます。

そんな広島市安佐南区は僕の実家のあるところです。
そして、広島市安佐南区といえば、「広陵高校」の所在地でもあります・・

僕は2006年の秋、転職で大阪から東京に出てきました。
中高や大学の友達も東京に沢山おりましたので、交友関係に困り寂しいということは
ありませんでしたが、大阪からより実家・広島が物理的にも遠くなり、
日ごろから広島に触れるような機会はめっきりなくなってしまう日々でした。
秋冬はカープもありませんし、その頃なんて弱かったし。。苦笑

 

10年前のあの「悲劇」を乗り越えて・・!

明けた2007年の夏、何気なく観ていたテレビで
広陵高校の活躍を目の当たりにしました。
目の当たり、というと語弊があるかもしれませんが、
何気なく観ていたらあれよと勝ち上がっていた、そんなイメージです。
広陵高校は実家から一番近くにある高校です。
「おー、広陵が準決勝かぁ」最初はそんな感じでした。

準決勝は静岡の常葉菊川戦。エースの野村君が投げ、主将の土生君
(今、どちらもカープに在籍!)の二人が活躍し、決勝まで勝ち上がりました。
それまで知らなかったことでしたが、夏の大会で広陵が優勝したことはないんですよね。
「春の広陵」と言われる所以です。

そして迎えた決勝戦は佐賀北高校との対決。
2回と7回に2点を入れ、エースの野村君も7回まで無失点に抑える素晴らしい
ピッチングで「初の夏制覇は目前!」まで来ていました。目前まで。。

8回の裏、2者連続の安打で出塁を許してしまった野村君、
3人目に四球で満塁としてしまいます。
一つアウトを取ったものの、5人目の打者に投じた低めの渾身の1球を
ボールと判定され、押し出しで1点を返されてしまいました。
そして、佐賀北の主将・副島君に逆転の満塁ホームランを食らってしまい、
夏の初優勝はお預け、準優勝という形で幕を閉じてしまったのです。。

あの時の野村君の1球は今でも高校野球ファンだけでなく、
全ての野球ファンが語り継ぐくらいのレベルのものですが、
僕はあの1球で「広陵・野村」のことが気にかかり、卒業後も明治大学進学後も
ずっと動向を追いかけていました。明治大学での活躍は素晴らしいものでした!

 

あの1球が最多勝投手を生んだ!

2011年ドラフト会議。
各球団の注目は藤岡(東洋大)、高橋(東海大甲府)、菅野(東海大)など
「ドラフト当たり年」として票が分かれる中、
広島東洋カープは明治大学・野村君の指名権1位を単独で引きました!
あの野村君がカープに来る・・!!
ワクワクした気持ちで高揚が抑えきれませんでした。

あの1球を経験した彼が、、カープに来る!!

僕はその後「広島カープ・野村」の「ホーム初勝利」と「プロ初完封」を
球場で観る、ということに立ち会えたのです・・!!!

そしてまだ記憶にも新しい話ですが、昨年のカープのリーグ優勝と共に野村投手は
最多勝、最高勝率のタイトルも手にしました!!

 

がんばれ広陵!栄冠は君に輝く!!

高校野球は、プロ野球以上に筋書きのないドラマだな、といつも思います。
ですが、2007年ほど忘れられない高校野球の決勝も今までにないように思います。

広陵高校、悲願の初優勝まであと2試合。
どのような結果になろうとも、高校球児たちには悔いの残らない全力プレーを期待します。
そして、それを見守る野球ファンはその全力プレーを全力で応援したいものです。

がんばれ広陵!栄冠手にするその日は近いぞ!!

参考リンク コラム:カープ、25年ぶり悲願へ
  1. vol.1「ぼくらのカープ、ぼくとカープ」
  2. vol.2「広島とカープ、ヒロシマのカープ」
  3. vol.3「1991年、ぼくらのカープ」
  4. vol.4「メイクドラマとBクラス低迷時代」
  5. vol.5「2013年CS初進出そして2016年・・悲願達成へ!!」
  6. 番外編「優勝!!」
writer紹介

稲見 健志(いなみ たけし)

広島市出生。本籍は広島県三原市。父親の仕事の関係上、熊本、京都、埼玉を転々とし、京都の大学を経て在京の広告会社勤務。生まれながらにしてカープファンであり、現在の実家も広島市安佐南区で帰省の目的は半分以上がカープ。関東の球場だけでなく、広島・マツダスタジアムでも団体観戦を組んだり、居酒屋を貸し切って観戦会を主催したりしている。昨年の9月10日リーグ優勝を東京ドームで目撃し、体の中に残っていた水分を全て涙に奪われてしまったが、今年も日本シリーズまでに水分を蓄え準備することにしました。

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