広島市の中で、今最も再開発が進む広島駅北側のエリア、通称エキキタ。警察署やテレビ局など大きな建物が次々に建ち、その姿が日に日に変わっていくこのエリアに住み始めて早や5年の私・岡本が、今回のレポート担当です。近所を歩いていると、新しさよりも心地良い、生活感や下町感を感じるのですが、そうした町の雰囲気を兼ね備えつつ、味は一流のおすすめの天ぷら料理店「2代目きっ川」が今回のお店です。
場所は、尾長小学校校門からすぐ近く。昔からこのエキキタ界隈に住んでいた方にとって、「そんなお店あったかいな?」と思われるかもしれません。それもそのはず。2年前に、本通にあった店舗がこちらにお引っ越し。本通で、30年にわたって続いたお店に区切りをつけて、こちらに移転されたとのこと。このお店の特徴は、
- 広島出身の食材の良さを最大限に生かした天ぷらのおいしさ、
- お客さんの食べるペースに合わせて、目の前で揚げてくれ、最高の状態でおいしい天ぷらを出してくれる優しさ、
- そのおいしさや満足度に合わないお得感(安さ)
だと感じています。本通で鍛えた一流の食材品質はそのままで、家族で楽しめる天ぷら料理屋さんを目指しているとのこと。特に、「いつも天ぷらをつくる側のお母さんに、ここで揚げたての天ぷらを食べて欲しい」というご主人の優しい言葉は、いつ聞いても心が温まります。
今回選んだ「天ぷらコース」で出てきた食材の一部をご紹介すると、
・穴子(あなご)。サクッと食べやすいけど、味がしっかりした呉・倉橋のあなご。50年来付き合いのある漁師さんから仕入れている。
・鱧(はも)。実は今が旬で、音戸で揚がった鱧。良いものは京都まで出荷されているとか。天ぷらで食べるのは初めてだったが、肉厚でホクホクでうまいっ!今回は食べられなかったが、「鱧しゃぶ」という食べ方がおススメとのこと。
・まつきのこ。世羅出身の私のために選んでくれたような食材。「まつたけの香り×しいたいけの味」というおいしいとこ取りした、世羅で生産されているきのこ。お店の方が説明する代わりに、思わず出身者としてその特徴をみなさんに説明してしまいました。
食材に応じて、「これは山椒塩がおススメ」「これは天つゆをつけて」など、おススメの食べ方を教えてもらえるところもたまらない。それに、こちらの食べるペースに合わせて調理してくれるので、本当に丁度良いタイミングで、料理が出てきます。そりゃ、お酒も進んじゃいます。
本格的な天ぷらをリーズナブルに食べられるという贅沢感とアットホームな雰囲気に包まれる心地良さに満喫できるお店でした。ぜひ、みなさんも、エキキタで、手軽にちょっと贅沢したいときは、「2代目 きっ川」を、ごひいきに!
(第14回drinksさとまちひろしま@ 2018年5月12日)
〔お店紹介〕
- 店舗名:二代目きっ川
- 住所:広島市東区山根町21-45(二葉中学校正門前)
- 電話:082-567-0002
- 営業時間:ランチ|11時30分〜13時30分 ディナー|17時〜21時
- 定休日:毎週月曜日 ※月1回日曜日(不定期)
- web:https://hiroshima-kikkawa.com/
〔レポーター自己紹介〕
- 名前:岡本泰志
- 出身:広島県世羅郡
- 参加回数:何度か
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