drinks初参加の両角晴香(もろずみはるか)と申します。”ビギナーズラック続出”のジャンケン大会で、期待に応えるかたちで(?)レポート担当を勝ち取りました。ちなみに、初参加者は私を入れて7名。そこそこ高い倍率を勝ち抜いたわけなので、神ってるガールということにしておいてください(笑)
まず、映画『この世界の片隅に』の感想のシェア
第78回drinksは、映画『この世界の片隅に』の感想を4つのグループに別れて5分間シェアすることからはじまりました。ある方は、劇中で駅員さんが「くれ〜くれ〜」とアナウンスする「呉」のイントネーションが実際とは異なる! とツッコミを入れたり、原爆のきのこ雲はあんなかんじだったか……と思いを馳せたり、十人十色の感想は大変興味深かったです。
呉トークも
呉出身者が数名参加されていたこともあり、熱いトークは続きます。 例えば、「おばあさまが呉に嫁ぎ、女手一つで3人の子どもを立派に育てあげたこと(それも3人とも東京の大学に出したとか!)。これまでおばあさまから戦争について語られることはなかったため、作品を通して当時の様子を知ることができて本当に嬉しい」など。深い愛情をもって、思い思いの広島を語り合いました。
想いメモ
その際に付箋にメモしたみんなのメモの一覧も見てください。いろんな想いが伝わってきます。 omoi MEMO
三宅本店 西岡さんからのメッセージ
大いに盛り上がったのは、三宅本店東京支社長・西岡智生さんによる「千の福 味わいの純米吟醸」「千福 もみじ吟醸」の差し入れタイムです。『この世界の片隅に』をラベルにあしらったボトルはレア感満載。実は、三宅本店さんのお酒は原爆が落とされたそのときにも大活躍した名酒なんです。現在呉市本通7丁目にある本社は当時10丁目付近にあり、そこでお酒が造られていました。しかし原爆の影響で、製造された大量のお酒を詰めることができなくなってしまいます。さて、どうするか。そのまま放置すれば痛んでしまいますので、三宅本店さんは被災者にお酒を無料で振る舞うことを決断されます。なんて人想いの会社なんでしょう! 三宅本店さんの煙突は、劇中でしっかりと描かれていますね。
また、tau2階・広島酒工房翠を担当される山縣夕妃絵さんから、クラウドファンディングの経緯と成果をご報告いただきました。
映画のプロデューサーが高校の後輩だったご縁で、こうの史代先生と知り合ったという山縣さん。映画化にあたって課題となったのは、制作資金不足でした。そこで2000万円を目標にクラウドファンディング「Makuake」を利用し、SNSの拡散なども追い風となり、約2倍のお金を集めることに成功しました。ここからはみなさんもご存知の通り、映画は大ヒット。興行収入は現在20億円、動員は150万人を突破しています。
ちなみにその内の8回は、山縣さんが鑑賞した8回です。回を重ねる度に、感動するポイントが変わるそうで、drinks開催の一週間前に鑑賞した際は、音響の素晴らしさに感銘を受けたと言います。アゲハがぱたぱたと飛び立つシーンはその羽音が大変リアルだった……と。まだ見ていない方は、漫画では味わえない劇場ならではの世界観を楽しんで欲しいと熱弁してくださいました。
drinksが開催された2月23日は、偶然にもすずさんの結婚記念日
ここで、山縣さんから重大ニュースが。それは、drinksが開催された2月23日は、偶然にもすずさんの結婚記念日であったことです。映画の絵コンテにそのように描かれていたそうで、なんとも運命的な宴となりました。
その他、会場ではクラウドファンディングの支援者に届く北條すずさん直筆&手書きのイラスト入りのハガキも披露されました。すでに1通ずつ4回届いており、「裏の消印がすごい!」「イラストが凝ってる!」などなど、すずさんのお気持ちをありがたく受け取る一コマとなりました。
お店は、「銀座 遠音近音」さんにて。
Tauの傘下で、広島産の食材を使用する創作和食レストランです。鞆の浦などの古い町並みをイメージしたという店内は、しっとりと大人の雰囲気。鶴湾(かくわん)というお部屋を貸し切り、総勢20名で美食を堪能しました。
今回、『この世界の片隅に』を熱く語る会とあって、遠音近音さんが野草を取り入れたメニューを考案してくださいました。
野草の味わい深い3品は以下の通り。
道の片隅に慎ましく生きる野草は、遠音近音さんの手にかかれば贅沢な逸品に。それを、“超”がつく特別価格で提供してくださいました。
遠音近音さん、ごちそうさまでした〜!
(第78回drinksひろしま@遠音近音 2017年2月23日)
〔お店紹介〕
- 店舗名:銀座 遠音近音 (Ochi Kochi)
- 住所:東京都中央区銀座1-6-10 銀座上一ビルディング B1F
- 電話:03-5579-9812
- web:http://www.ginza-ochikochi.com/
〔レポーター自己紹介〕
初参加となるモロズミです。自宅とオフィスのある新宿御苑〜曙橋を基点にし、あらゆるジャンルのビジネスとエンタメ記事を執筆しています。和田さんとの出会いも「こけだま」の取材がきっかけでした。
広島を離れて10年。実家が福岡にあるため広島に帰省する機会が減りました。広島シックにかかって困っているため、よろしければ私と遊んでください……!
- 名前:両角 晴香(もろずみ・はるか)
- 出身:広島市安佐南区
- 所属:フリーランスライター
- drinksひろしま参加回数:初参加
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